今回紹介する作品は少年ジャンプで連載していた「サムライうさぎ」や今はヤングジャンプにて「ボクらは魔法少女」が連載しています
福島鉄平さんは漫画家さんの中でも特に少年少女の心理描写が素晴らしいです!
どの作品も読んでいてキャラクターの想っていることや感じていることが違和感なくストンと胸に入ってきます
今回紹介するスイミングはジャンプ系で掲載された短編集なので少年漫画のようなスッキリ爽快感のある物語で読み終わった後に優しい気持ちを味わえる素敵な作品集になっています!
少年漫画が好きな人やあまり恋愛物を読んだことがない人・少女マンガ以外の恋愛物を読みたい人にもオススメの1冊になっています!!
もちろん福島鉄平さんが好きには必ず読んで欲しい作品です!
今回もネタバレなしで魅力を伝えます!!
他にもスイミングと同時発売されたアマリリスという短編集もあり
こちらはより福島鉄平さんの趣味が色濃く反映された物になっていて少し毒(特殊)のある作品も載っています
私の感覚としては
少年漫画(王道)のスイミング
ヤング系(特殊)のアマリリス
ヤング系とは言っていますが少年漫画のような王道もありアマリリスの方もすばらしいので今度紹介したいと思います
- 作品概要
- 作品紹介
- あんねちゃんたろう
- 月・水・金はスイミング
- 反省してカメダくん
- きらわれもののマギル
- マドカさんは知らない
- 不満点
- タロウの友達が酷い
- 会津さんの付き合うとはの理由
- マギルに対しなんで怒ってると言っている子供たち
- まとめ
- スポンサーリンク目次
作品概要
福島鉄平さん短編集スイミング 2014年発売 1巻完結
同時発売で短編集アマリリスもあります 1巻完結
掲載作品は短編漫画4作品+描き下ろしの5作品
あんねちゃんたろう
月・水・金はスイミング
反省してカメダくん
きらわれもののマギル
マドカさんは知らない(描き下ろし)を収録した作品
このマドカさんは知らないはスイミングの後日談になっていて
これを読む事でオサムくんとマドカさんをより好きになること間違いなしです!!
作品紹介
あんねちゃんたろう
小さいころは男子女子関係なく遊んでいたのに女の子と遊んだり話したりするのが恥ずかしくなる年頃の男子の1人である一之瀬タロウ君とタロウ君が大好きな少女桃園アンネちゃん2人の鬼溶童の物語
この鬼溶童とは
毎年役所から選ばれた2人の男の子と女の子が
年の終わりに神社に鬼の像を作り、それを2人で叩き割ることで厄を払う素敵なお祭りです!
ですが友達や男子の目が気になるタロウくんは別の人に代えてもらうために役所に行いきますが変えてもらえませんでした、その役所で可愛らしい女の子が立候補しにやってきました
それが桃園アンネちゃんです!
なぜか最初からタロウくんにベタ惚れ状態!?!?
自由奔放なアンネちゃんに翻弄されるタロウくん
そして友達にアンネちゃんのタロウくんにメロメロぶりを見られてしまいタロウくんはあたふたしちゃいます
それにアンネちゃんのメロメロなのにも疑問を抱いてしまいます!
はたしてタロウくんとアンネちゃんは無事に鬼溶童を終わらせる事ができるのか!?
月・水・金はスイミング
中学校卒業間近の3月
千葉オサムくんは勉強がちょっと苦手だけどスポーツが得意な男の子
かわいくて優等生のマドカさん勉強は出来るけど運動が著と苦手で1人でいる事が多い少し変わり者でどこか近寄りがたく感じる女の子
遊んだ事も話す事もほとんどない2人、あまり接点のない2人だけど通っているスイミングスクールが一緒
そんな2人のおはなし
ある時、スイミングバスでマドカさんがスイミングクラブを今日で終わりだった事を耳にしてしまいます
明日学校でも会えるそう思ったオサムくんですがなんだかさみしい
次の日スイミングではいつもより疲れたり、ボールを取り損ねて顔に当たったり、音楽の授業で歌詞を忘れたりどこか上の空のオサムくん
スイミングスクールにマドカさんがいてオサムくんは勇気を出して話しかけますがバスの時間もありあまり話せません
2人はどうなるのでしょう!?
恋や愛そして友情でもなく、好きになる前のなんとなく気になっちゃう人
そんななんともいえない感情を表現した漫画です
オサムくんが特にかわいい!応援したくなるような純情少年ですね!
私もスイミングスクールに通っていたのでかなり感情移入してしまい
最後のマドカさんに話しかけるシーンを見たときはよくやった!!と心で叫んでしまいました
福島鉄平さんん自身が思い出深い作品と言っていますが、その気持ちがわかります
この2人には幸せになって欲しい!!
反省してカメダくん
中学生だと男子はまだまだ子供ぽくてまだまだ成長期、女子は大人びていますね
そんな男女のいろいろな差を表現した作品です
階段を何段飛ばしまで出来るか試してみたり、かめはめ波の練習をしたり女の子にたいして思っていることは胸の大きさの事だったりする乙女心がまったくわからないカメダくん
そんな彼だが放送委員会で知り合った隣のクラスの会津さんから電話で告白されます
会津さんは陸上部に所属している見た目どおり明るく元気な女の子
会津さんのことは良い人とは思っていたが恋愛感情はなかったカメダくんですが、胸が大きいという理由で付き合う事に
はたして2人はどうなるのか!?
文章では魅力を半分も伝えられないのが悔しい・・・・
スイミングもそうですが心理描写を大切にしている漫画はやっぱりイラストがあってこそだと思いますね!!
最初に読んだ時にはナレーションは結婚式の直前の会津さんかな?と思いましたが
昔話をする人というコンセプトみたいですね!
きらわれもののマギル
断崖絶壁の上にある「シッタカ村」そこでみんな平和に暮らしています
そこで暮らしているマギルはとっても頭が良い女の子で村から出るときのために本を読んで予習をするほど
ですがそのせいで外の世界が怖くなってしまいます
そして外の怖さを皆に教えたら煙たがれてしまい捻くれ者になってしまいました
ただジャンルーカだけは違いました
ジャンルーカは村の人気者で人に優しい少年でマギルにも気軽に話しかけたり、知識を凄いと素直に思っていますがマギルはジャンルーカが苦手です
そんな正反対な性格の2人の物語
ある時マギルはジャンルーカが村を出ると聞き
外の世界の恐ろしさを本で伝えようと考え本を渡します
これで村を出ていかないと思ったマギルですがジャンルーカはあまり文字が読めないようで本の内容をマギルが教えてあげます
ですがジャンルーカは外の世界の危険を記した本を読ませてもあまり効果が無くさらに旅たつ前日にマギルは酷い態度をとってしまいます
旅立つ日果たしてマギルとジャンルーカは仲直りできるのか!?
この短編集で一番好きな話です!
やっぱり王道はいいですね
マギル可愛過ぎだしジャンルーカもかっこよくそれでいて良い子とか完璧ですね
特に最後のあとがきイラストが良く良い余韻に浸らせてくれますし今後どうなるのか想いを巡らせることが出来ます!!
マドカさんは知らない
月・水・金はスイミングの後日談で卒業式後の河原でクラスメイトで集まってお菓子やジュース持ち寄った打ち上げにお菓子目当てで参加した時のお話
スイミングではオサムくん主体でしたがこちらはマドカさん主体のお話
マドカさんがどういった人なのかはオサムくん視点(予想)でしかわかりませんでしたが、この話を見ればマドカさんが実際はどういう事を考えている人なのかわかります!
これをみて思うことはオサムくん可愛過ぎ・・・
そしてオサムよくやった!!だけど道はまだまだ険しいぞ!
不満点
特に大きな不満はありませんが小さいのならいくつか感じたのでそれを紹介
タロウの友達が酷い
うらやましいと思うのは私もわかるけど電話までするのは酷い・・・
しかも自分たちは神社にいるのと謝った描写がなかったのが残念
アンネちゃんとタロウくんに謝っているシーンが小さくても良いので欲しかった
会津さんの付き合うとはの理由
あのセリフだけ見ると別に好きでもなくてステータスが欲しかったように感じました
付き合う前の描写が1コマ位しかないのでそう思ってしまいました
会津さんが電話で告白している1コマで赤面しているので違うとわかりますがそれでもやはりわかり辛い
会津さんが好きになる決定的な場面を入れて欲しかったです
マギルに対しなんで怒ってると言っている子供たち
個人的な意見ですが
あそこは捻くれもののマギルが悲しさや怒りを抑えて無理して優しい言葉を言っているシーンなのでみんなはあのマギルが素直になった!?とびっくりした方がマギルの中でジャンルーカが大切な存在なんだとより表現できたと思います!
まとめ
あまり欠点もなく良くまとまっていておもしろいオススメの1冊です!
最初にも書きましたが
少年漫画が好きな人
あまり恋愛物を読んだことがない人
少女マンガ以外の恋愛物を読みたい人
などにオススメの1冊になっています!!
もちろん福島鉄平さんが好きには必ず読んで欲しい作品です!
これをみて福島鉄平ワールドに出掛けましょう!
少し立ち読みも出来るのでぜひ参考に!
www.s-manga.net
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